ガム業界浮沈とロッテ・・・その1
昭和25年は原料情勢も落ち着いてきたのか、森永製菓や明治製菓などの菓子大手業者がチューインガムに進出、あるいは製造を再開してきます。
ロッテもこの年は講和条約記念の「コーワガム」や「クリスマスガム」「正月ガム」など新製品の発売ラッシュで応えました。
しかし翌昭和26年にはガム界を不況が襲います。
ロッテの社史によれば、「一般経済界では朝鮮の特需景気で息をついたのであるが、製菓業界では砂糖の値上がり、大企業の攻勢による競争激化によって倒産が続出しました。また他業種へ転業するものもあった。同業者の多くはこの不況に耐えかね、あるものは倒産し、また他の業者はチューインガムに見切りをつけ、他業種へ変換していった。一時は400軒を超えるほどの勢いだったガム製造業者も、残ったのはわずか50-60社に減り、東京に於いては生産を続行していたのはロッテをはじめとして僅か数軒という惨状であった」といいます。
そういう中で同年5月にはロッテは5円売の、味風船ガムを新発売したのでした。
